第11期全国人民代表大会第3回会議の記者会見が4日午前、行われた。李肇星報道官が会議の状況について説明、国内外の記者からの質問に答えた。
李報道官は台湾問題、および両岸の経済・文化交流に関する質問に対し、「台湾問題を利用した中国内政への干渉は絶対に受け入れられない」との立場を強調した。両岸の経済枠組み協定については、「2009年12月、両岸首脳による4回目の協議で大枠に関して意見交換を行った。当面の急務は協議を通じて、両岸の経済枠組み協定を推し進めることだ」と述べた。李報道官のコメントは以下の通り。
「台湾問題は中国の核心利益、海峡両岸を含めた全ての中国人の核心利益に関わる。大陸部と台湾地区は一つの中国であり、世界に中国は一つしかない。台湾は中国の一部だ。台湾問題を利用して、中国内政への干渉や、平和統一の妨害をはたらき、国民感情を傷つける欧米の政治家もいる。これは決して受け入れられない」。
「2009年12月、両岸首脳による4回目の協議で大枠に関して意見交換を行った。当面の急務は協議を通じて、両岸の経済枠組み協定を推し進めること。締結の具体的日時は協議の進展による。大陸側は一貫して『1つの中国』の原則に基づき、台湾問題に対処している。両岸の交流と協力が双方の人々に実益をもたらすことを願っている」。
「人民網日本語版」2010年3月5日
|