「2010年中央・地方予算草案」に関する報告は、2010年の中国の環境対策予算額は2009年より22.7%増えて、1412億8800万元に達する見込みだとしている。
それによると、2010年は中国の環境対策予算額を省エネ技術の改造、立ち遅れた生産設備の淘汰、建築物の省エネと新エネルギー自動車などの分野に充てていく。同時に、重金属汚染対策の強化、重点流域の水質汚濁の防止と除去、都市部の汚水・ゴミ処理施設の建設推進、及び重点的林業プロジェクトの実施や草原の生態整備、それに退耕還林(耕地を林地に戻す)作業の強化などに力を入れていく。
この報告はまた、「重要なエネルギー、資源、原材料製品の輸入を奨励し、エネルギーの消耗量が高く、汚染がひどい製品の輸出を厳しくコントロールし、『気候変動への国家対応プラン』の実施をサポートしていくとしていく」としている。
「CRI」2010年3月5日 |