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出稼ぎ娘だった全人代代表・陳玉蘭さん

 

今年69歳の全国人民代表大会代表の陳玉蘭さんは、全国アパレル企業ベスト100社の青島即発集団の董事長。だが、取材した際に彼女が最も多く発した言葉は「私は出稼ぎ娘、農民の代表」だった。

農村に生まれ、14歳の時に「出稼ぎ娘」になった陳さんは、農民に特別の感情を抱いている。全人代代表に選ばれてから毎年、一定の時間を割いて農村に調査に出かけており、田畑で農民の心の声に耳を傾けてきた。

午後、仕事を終えて食堂に向かう途中、数名の農村から来た女性出稼ぎ労働者と談笑、実家になにか問題がないかと尋ねる陳さん(前中央)

陳さんは「私も出稼ぎ娘だったのよ」。広西チワン族自治区百色の労働者と言葉を交わす

陳さんは3年連続、全人代に「工業は農業のバックボーン」との考えを提起してきた。収益の好調な企業は国に代わってできる限りより多くの社会的責任を果たし、企業は関連企業を興し、アウトソーシング加工などの形で受注を増やし、農村労働力を雇って、農民の収入増と豊かさを支援するというものだ。

彼女が経営する即発集団はまさにそれを実行している。青島市と即墨市の17の村・鎮に加工工場を設立するとともに、革命の根拠地である沂蒙山などにも加工拠点を持つ。雇用した農村労働力は2万人近く。09年初め、金融危機の影響で経営不振に陥り、とくに一部の村に設けた加工拠点ではほとんど利益は上がらなかった、それでも放棄することはせず、事業を続けた。陳さんは「農民は村で勤めながら、田畑や父母、子どもらの面倒を見ることができる。それは彼らにとって大きな恩恵であり、企業も苦しくともお年寄りや村人を苦しめることはできない」と話す。

 

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