第11期全国人民代表大会第3回会議の記者会見が3月4日11時、人民大会堂3階の「金色ホール」で開かれた。全国人民代表大会外事委員会の主任委員、第11期全人代第3回会議の報道官である李肇星氏が会議について紹介し、記者の質問に答えた。
ロシアの記者による中国の2010年国防予算に関する質問について、李肇星報道官は次のように答えた。
国務院が提出した予算報告によると、中国の2010年の国防予算は5321億1500万元で、昨年執行した予算より371億1600万元増加し、増加幅は7.5%となった。国防予算は当年度の全国財政支出予算の6.3%を占めている。ここ数年に比べれば、国防費用の増加幅は縮小している。
2010年の国防費用の増加分は、主に中国の特徴的な軍事変革の推進、軍隊の安全に対する脅威への対応、多様化する軍事任務の完遂能力の向上、軍隊の各改革のニーズ確保に用いられる。さきほど述べた数字は全人代で審査、承認された後に効力を発する。
ここ数年、中国の国防支出がわが国のGDPに占める割合はわずか1.4%前後となっている。これに対して、米国は4%以上で、イギリス、フランス、ロシアなども2%を超えている。
「チャイナネット」 2010年3月4日
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