第11期全国人民代表大会第2回会議は13日午前、閉幕した。人民大会堂金色ホールでは会議後、温家宝総理が国内外の記者の質問に答えた。
温総理は、外国記者の人民元値下げ問題に関する質問に対し、「人民元の値下げを提示する人がいるが、これは実際の状況に見合っていない。05年7月に中国が実施した為替レート改革以降、人民元レートはドルに対し21%上昇した。特にここ1年、人民元の対ドル値下げ幅はそれほど大きくないが、ユーロやアジア通貨が大幅に下落しているため、実際には人民元は上昇しており、中国の輸出に圧力をもたらしている。」と指摘し、「我々の目標は、合理的かつバランスの取れた水準で人民元の価値を基本的に安定させることだ。しかし、これは我々自身が決めることであって、いかなる国も人民元切り上げ或いは切り下げに圧力をかけることはできない」と答えた。
「人民網日本語版」2009年3月13日
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