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本誌記者の特別報道  
ゲサンチョガ代表 「私は村民に選ばれた幹部」

 

本誌記者 曽文卉

ゲサンチョガ代表(右から2人目)

チベット自治区からの女性代表、チベット族の格桑卓嘎(ゲサンチョガ)さん(46歳)はラサ市城関区納金郷塔瑪村の党支部書記。本誌記者の取材を受けた際、ゲサンチョガ代表は、「塔瑪村はラサ市郊外に位置し、自動車道路も通じている村だ。ここ数年、塔瑪村は市区に近いという優位性を利用してさまざまな経営活動を行ってきた。村民たちは農作や養殖、運輸業などに従事し、スーパーや旅館、花卉市場、砂石場などの村営企業を運営してきた。現在、村民の1人当たり純収入は6700元で、政府活動報告で発表された全国の農村住民の1人当たり純収入4761元よりも2000元高い」と説明。

「昔、村内の街頭はいつも埃っぽく、雨天になると泥水が流れ、自転車でも通れないほどだった。現在、村は村民のためにアパートを建てている。村民は広々とした住宅に非常に満足しており、新型農村合作医療保険も享受できるほか、子供の授業料や雑費も免除されるようになった」とゲサンチョガ代表。

農奴の後裔で、正真正銘の農民である同代表は現在、村幹部をやっているが、農作をやめたことはない。「村幹部は末端の幹部であるため、公務員ではない。私は庶民に選ばれた幹部だ」と同代表は説明。

ゲサンチョガさんの夫は園林局を退職して5年。3人の息子に話が及ぶと、「2人はチベット大学と中南民族大学で勉強しており、1人は青蔵鉄道で働いている」と、息子を自慢する彼女。

張慶黎全人代代表・チベット自治区党委員会書記は、チベットでは民主改革が実行されて50年来、大きな変化が生じ、各民族の人々の生活も顕著に改善されてきた、と指摘。1959年、チベット自治区の国内総生産(GDP)はわずか1億7000万元だったが、昨年には395億元に上り、225倍伸びた。昨年の農牧民の1人当たり純収入は3176元で、前年同期より13.9%伸び、13%以上の伸び率を保っている。このほか、自治区政府が重点に置いた「安居」プロジェクト(都市の中・低収入の市民にも負担できる安価な中・小型住宅の建設を推進するプロジェクト)も突破的な進展をとげた。今年、自治区政府は「第11次5カ年計画」に組み入れられた21万9800世帯のための「安居」プロジェクトを1年間繰り上げて達成することになる。

「北京週報日本語版」2009年3月9日

 

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