全国政協第11期全国委員会第2回会議提案グループが2日、提供した資料によると、致公党中央が提出した「世界的な金融危機下での中国の就業問題解決に関する提案」が今回の政協会議の第1号提案(番号0001)として組み入れられているという。
同提案は、「世界的な金融危機の影響で、中国の経済成長の速度が緩慢になり、就業の需給関係における構造的矛盾も際立ってきている。大学卒業生や農民労働者の就業問題を解決することが就業促進における重点の中の重点となっている」と指摘。
上述の問題に対して同提案は、政府が都市と農村の就業の統一的配置を核心とする長期的な産業発展政策をまず確立し、フレキシブルな就業と地元における就業を重点とする短期的な扶助政策を確立することで、大学生や農民労働者の就業を促す必要がある、と提議したほか、就業に関わる法律・法規の細分化について建議した。
大会提案グループによると、3月2日17時現在、大会が受領した提案は296件。そのうち、財政金融、都市・農村建設、政治・法律、医薬・衛生、人事・福祉、教育の問題が、委員たちが関心を寄せる話題となっているという。
「北京週報日本語版」2009年3月4日
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