1993年11月11日~14日開催
当会議は「社会主義市場経済体制を確立するうえでの若干の問題に関する中国共産党中央委員会の決定」を採択した。当会議は「社会主義市場経済体制は、社会主義の基本制度とひとつに結びついているものである。社会主義市場経済体制を確立することは、国のマクロ規制のもとで資源の配置に対して基礎的な役割を市場に果たさせることにほかならない。国有企業の経営メカニズムの転換をさらにおしすすめ、市場経済の要請に適応した、財産権および権利と責任が明確で、行政と企業が切り離された、科学的な管理をおこなう現代企業制度を構築する必要がある」と指摘した。
1992年、鄧小平氏の「南部視察における講話」は大規模な思想解放をもたらした。当年10月に開かれた第14回党大会は「社会主義経済は公有制を基礎にした市場経済である」と強調、「社会主義市場経済」という理論を提起し、初めて社会主義市場経済を中国経済体制改革の目標モデルとして確立した。
この決定は中国が社会主義市場経済体制を確立するための総体的な計画であり、中国が経済体制改革を行う行動綱領でもあった。この会議の後、中国の経済体制改革は奥深く発展し、中国の社会主義市場経済体制の構築を大いに促した。
「北京週報日本語版」資料 2008年10月
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