農民労働者の子女が現在、都市の子供のように都市にある小中学校に入学できることになった。写真は07年9月、教師の補習を受ける重慶市大渡口区小学校の農民労働者の子女たち。
――都市部への農民労働者
1980年代、郷鎮企業が大きな発展をとげ、農民が農業以外で働き口を見つけたことで、農民労働者が大量に現れた。だが、その時は「農地を離れても故郷を離れず、工場に入っても都市へは入らない」ことが提唱されていたため、都市部に入ろうとした農民労働者はさまざまな困難にぶつかっていた。東南部沿海都市の開発・開放の進展につれて、ここに活路を見出す農民が増えた。「盲流」と呼ばれていたが、生計の道を図り、幸せな暮らしを送るため、農民たちは依然として遠いところへ行く列車に何度も乗った。30年の間に、彼らは都市建設と経済建設のために大きな貢献をした。今では、農民労働者の人数は2億1000万人に達し、国は彼らのために疾病治療や老後問題、子女の就学問題などを1つ1つ解決している。また、多くの都市では戸籍の制限を打ち破り、重慶市と成都市では、都市・農村の統一的発展をはかる関連改革を試行し、農民労働者は都市部に入るだけでなく、都市部の住民として都市に永住することができることになった。
「北京週報日本語版」2008年10月10日
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