2003年10月11日から14日まで、中国共産党第16期3中総が北京で開かれた。大会は胡錦濤中央委員会総書記が中央政治局の委託を受けて行った活動報告を聴取、討論し、「社会主義市場経済体制整備の若干の問題に関する中国共産党中央の決定」を審議、可決し、「憲法の一部改正に関する中国共産党中央の建議」を審議、可決するとともに、第10期全国人民代表大会常務委員会の審議に回すことを決定した。
国が改革、発展する重要な時期に、中国共産党16期三中総は社会主義市場経済体制の整備を目標として、一連の新構想、新観点を打ち出したが、これはかならずや経済体制の改革に対しきわめて大きな推進的役割を果たすであろう。
「社会主義市場経済体制整備の若干の問題に関する中国共産党中央の決定」は経済体制改革深化の指導的思想と原則について次のように述べた。鄧小平理論と「三つの代表」という重要な思想を導きとし、党の基本路線、基本綱領、基本経験を貫徹し、第16回全国代表大会の精神を全面的に実行に移し、思想を解放し、実事求是を旨とし、時代とともに前進する。社会主義市場経済の改革方向を堅持し、制度建設と体制革新を重視する。あくまで大衆の創造力を尊重し、中央と地方の二つの積極性をフルに発揮させる。あくまで改革、発展、安定の関係を正しく処理し、重点を定め、段取りを追って改革を推し進める。統一的に計画し、すべての方面を配慮し、改革の過程における各種の利益関係をうまく協調する。あくまで人を本として、全面的、協調的、持続可能な発展観を樹立し、経済・社会と人の全面的な発展を促進する。
「社会主義市場経済体制整備の若干の問題に関する中国共産党中央の決定」は社会主義市場経済体制整備の目標と任務について次のように述べている。都市・農村の発展、区域の発展、経済と社会の発展、人と自然のバランスの取れた発展および国内発展と対外開放を統一的に計画するという要求に基づいて、資源配置の面で市場に基礎的役割をより大きく発揮させ、企業の活力と競争力を増強し、国のマクロ調整を健全にし、政府の社会管理と公共サービスの職能を完全にし、いくらかゆとりのある社会の全面的建設に力強い体制的保障を提供する。その主な任務は、公有制を主体とし、多種所有制の経済が共に発展する基本的経済制度を整備する、都市と農村の二次元の経済構造の逐次改変に役立つ体制を確立する、区域経済のバランスのとれた発展を促進するメカニズムを形成する、統一的に開放し、秩序立って競争する現代市場システムを建設する、マクロ調整システム、行政管理システム、経済法律制度を整備する、就業、収入分配、社会保障制度を健全にする、経済と社会の持続可能な発展を促進するメカニズムを確立するである。
「北京週報日本語版」資料 2008年10月
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